出典:楽天
Yahoo!映画 評価 | ![]() |
英語の速さ 約163wpm | ![]() |
映画の長さ 92分 | ![]() |
総合おすすめ度 | ![]() |
- ストーリー 物語の面白さ・満足度。Yahoo!映画の平均評価 (2020/05/10現在)
- 英語のスピード セリフの速さ。スピードがゆっくりなほど☺︎が多い。1分間当たりの単語数 “wpm” を3箇所測って平均したもの
- 再生時間 時間が長いほど ▅▅ が長い。時間が短いと集中力が維持しやすく学習しやすい
- 総合おすすめ度 上3つの平均。ただし再生時間は短いほど高評価とし、[5-数値]で計算する
海外映画で英語の学習ができたら、最高ですよね!
英語初心者でも映画で英語を学ぶことはできますが、普通の海外映画だと難しい表現・速すぎる会話・複雑な展開についていけません。
そこでおすすめなのが、「アニメーション映画」 です。
子どもでも楽しめるように作られているので、英語初心者にも比較的観やすい作品が多いです。
またVOD (ビデオオンデマンド、huluかNetflix) と Chromeの拡張機能「同時字幕」を使えば、より学びやすくなります。
同時字幕機能とは、
- 英語と日本語訳が同時に分かる
- Google Chromeの拡張機能 (パソコン)
- 便利すぎる追加機能
- 月額97円
という映画を使った英語学習の必須機能と言えます。
詳しい使い方や便利な追加機能についてはこちらで紹介しています。


映画での詳しい学習法は、こちらで解説していますので参考にしてみてください。

初心者のためのおすすめ映画紹介、
今回は、2009年にアニメのアカデミー賞と言われる 「アニー賞」 の長編作品賞を受賞した大作であり、
筆者が特におすすめする『カンフー・パンダ』(Huluで配信中) を紹介します!
この作品は、HuluとNetflixのお試し期間を利用して、無料で視聴することができます。
カンフー・パンダのメリット
ではまず、「なぜカンフー・パンダを紹介するのか」 を説明します。
なんといっても「めちゃくちゃ面白いから」なのですが、具体的に、
- バラエティ要素満載で面白い
- 笑いが小難しくなく、何度見ても、そして分かっていても笑ってしまう
- 英語が比較的速くない&分かりやすい
- 実際によく使われる表現がたくさん出てくる
→ まとめて紹介します! - 映画は1時間20分くらいと短めで見やすい
など、初心者が学習する上でのメリットがあり、かなりおすすめの作品です。
ストーリー概要・登場人物
次に、ストーリーの大枠を掴むために、概要と登場人物 (動物?) をざっと頭に入れておきましょう。
映画を観た際に、ストーリーが自然と頭に入ってきて、英語に集中できるようになります。
ストーリー概要
カンフー・マスターたちが修行する翡翠ひすい城では、ウーグウェイ導師 Master Oogway が、過去に村を襲った牢獄者が戻ってくると予言。
今こそ ”龍の戦士” Dragon warrior を決める時だと言う。
翡翠城にて龍の戦士を決める行事があるということで、カンフー・マスターに憧れる食いしん坊のポー Po を含め村中の人々が見に行こうとする…
登場人物紹介
ポー [Po、パンダ]
カンフーが大好きな主人公。太っていて怠け者。
父さん [Dad、ガチョウ]
ポーの父親。ラーメン屋を営む。
ウーグウェイ導師 [Master Oogway、ゾウガメ]
カンフーの生みの親。シーフー老師↓の師匠。
シーフー老師 [Master Shifu、レッサーパンダ]
ウーグウェイ導師の弟子。マスター・ファイブ↓ (以下5名) の師匠。
- タイガー [Tigress]
- モンキー [Monkey]
- ツル [Crane]
- ヘビ [Viper]
- カマキリ [Mantis]
タイ・ラン [Tai Lung、ユキヒョウ]
過去に村を襲ったため牢獄中。
面白いポイント
「めちゃくちゃ面白い」 とおすすめしていますが、どう面白いのかを下に挙げてみました。
- キャラクターが表情豊かで面白い!
→ 観る度に、面白い表情の新発見があって楽しい! - 一番おすすめはマスター・モンキー!
→ 何回か見た後にモンキーに注目してみるだけでおもしろいですし、仕草・表情が一番面白い!
- 名言がたくさん出てくる!
→ まとめて紹介します! - カンフーの戦闘シーンは迫力があって楽しい!
カンフー・パンダは、目だけでも十分楽しめる作品なので、英語で観る作品としておすすめです!
最悪分からなくても楽しめるというのは、初心者の学習継続において大切なことです。
おすすめシーン
先程、”キャラクターが表情豊かで面白い!” と言いましたが、ここでは特に筆者が好きなシーンを紹介します。
どのキャラクターもいい表情してて、何度観ても思わず笑ってしまいます。
個人的にモンキーが一番面白くて好きなので、「モンキー編」とモンキー以外の「通常編」に分けました。
モンキー編は特にマニアックになっていますが、時間も記載しているのでぜひ注目して観てほしいです 笑。
例:[01:12:23] → 1時間12分23秒のシーン
通常編
隣人ブタの最高の反応
[00:02:57]
朝、マスターファイブのフィギアに向かってポーズを取っているところを、隣人のブタに見られて気まずくなるシーン。
ブタがいい顔しています。
賭け麻雀での巻き上げ
[00:04:20]
「秘密の材料スープ」 の 「秘密の材料」 がどうやって伝わったかを解説するシーン。
代々受け継がれてきたものと見せかけて賭け麻雀で巻き上げたというのが、言い方含めて好きです。
ドアの音と太鼓の音の重なり
[00:11:06]
これはこの作品の中でも特に好きなシーン。
ブタの太鼓隊がシュールすぎて大好きです。
I love Kang fu!
[00:14:00]
ポーが頑張って、fu (フーーー) を伸ばしているシーン。
オチの後の展開も面白い。
ポー父親のびっくりした顔も最高です。
桃を口に詰め込むポー
[00:29:39]
落ち込んでいると思いきや…
ヘビの顔
[00:39:15]
シーフー老師は修行場である翡翠場から自分を追い出そうとしているのではないかと、ポーがかまをかけた際、カマキリの反応が分かりやすすぎて、思わず笑ってしまうシーン。
クッキーの盗み食い
[00:52:04-]
シーフー老師が、ポーの才能に気がつく場面。
見つかったときの反応と、”Don’t tell Monkey.” 「モンキーには言わないで」 というセリフが最高です。
期待するポーへのキツい言葉
[00:54:57]
シーフー老師からカンフーを教わるということで、興奮しているところに 「お前はどんクサい」 の一撃。
ポーの表情の変化が面白いです。
肉まん抗争
[00:56:48]
「お行儀悪い」 というツッコミはなしです 笑。
このシーンは、ジャッキー・チェンが修行中に実際行ったことで、それをそのまま再現しているそうです。
最後の “I’m not hungry.” がかっこいい。
最後の激闘
[01:14:36-]
物語のクライマックス。
のはずが、バラエティー要素満載!
タイ・ランの表情にも注目です。
モンキー編
列に並ぶモンキー
[00:13:06] [00:13:48]
大好きなモンキーシリーズ1つ目。
ウーグウェイ導師が龍の戦士を選ぶのを、緊張して待つ姿もかわいいです。
修行中のカマキリ・モンキー
[00:22:57] [00:23:09]
15秒あたり~
モンキーシリーズ2つ目。ここではカマキリもいい表情してます。
ちなみにこの2匹は仲がいいのか、カマキリはいつもモンキーの肩に乗っています。
悲惨なポーを見るモンキー
[00:26:05]
モンキーシリーズ3つ目。
眉のひそめ具合がとてもいいです。
最高の顔のモンキー
[00:47:10]
モンキーシリーズ4つ目。
大笑いからの顔のギャップがたまりません。
その後の表情もとても面白いです。
直立するモンキー
[01:20:57]
最後のこのシーンが一番かわいい!
最後のお楽しみです。
役立つ表現・名言
最後に、実際によく使われる表現や、印象に残る名言を紹介します!
ちなみに、いくつの表現は『英会話なるほどフレーズ100』という本を参考にしています。
ネイティブなら子どもの時に身につける表現をまるごと覚えて、英会話においてご法度とされる 「黙る」 のを防ぎ、すぐ言葉が出てくるようになることを目的としています。
初心者向けに解説されていておすすめです!
役立つ表現
- おいで、行こう、がんばれ! [00:14:16]
- うっそー、冗談はよしてよ [00:49:30]
“Come on.” は、主に2種類の意味があります。
どちらもカジュアルで、とても便利な表現です。
一つは、相手に対して、こっちに来るよう促したり、励ます時に。
こちらは、多くの日本人が知っていると思います。
発音は、カモ⤴ン。
もう一つは、相手の発言や自分に起こったことに対して、否定する時に。
「おいおい、まじかよ」 というニュアンスで使います。
発音は、カ⤴モ⤵ン。
- 少し待って [00:19:32]
<second=秒、minute=分>
“Wait a minute.” よりも待ってほしい時間が短いイメージ。
- していただけますか? [00:20:45]
相手にお願いする時の表現。
“Can you…?” よりも “Could you…?” の方が丁寧で、それよりもかしこまって言う時に “Would you…?” を使います。
- going to の短縮形 [00:20:55]
”gonna” は、going to の短縮形で、ガナと発音します。
“be going to” が未来形を表すので、”What are you gonna do?” で、「あなたは何をするつもり?」 となります。
- 多分そうだと思います [00:21:08]
<guess=推測する、so=そう、そのように>
確実ではないけど多分…と答える時に使います。
- 気楽にいけよ
- 落ち着いて [00:22:20]
<take=とらえる、easy=気楽な>
「(それは) 気楽にとらえろよ」 というのが直訳。
命令形にして怒っている人を落ち着かせる時にも使えます。
- 大丈夫、問題ない
- 了解 [00:24:57]
<right=正しい、適切な>
- したらどうですか? [00:25:05]
直訳すると、「(あなたは) どうして…しないのですか?」
すなわち、「(あなたは) …したらどうですか?」 という相手に提案する意味になります。
ちなみに、”Why don’t we…?” は、
「(私たちは) どうして…しないのですか?」
つまり、「(私たち) …しませんか?」 という、”Let’s…” と似た意味の勧誘表現です。
- …ですよね? [00:27:42]
文の後ろに、”right?” を付けるだけで、「多分そうだったかな」 の意味を表す付加疑問の表現を作ることができます。
“Your name is Mike, right?” というように気軽に付加疑問文を作ることができます。
“right?” の前は疑問文ではないので注意。
相手に対して 「…ですよね?、そして…」 と論理的に説得する際にも有効です。
- ごめんなさい [00:28:11]
“about that” を入れることで、”Sorry.” よりも誠実さが出ます。
- 今 (さっき) のは何? [00:28:49]
簡単に言えそうですが、知らないとなかなか出てこない表現。
まるごと覚えるのが賢明です。
- 何が起こったの? [00:31:35]
“What was that?” と似たような意味の表現。
意味的に、使う場面は突然やってくるので、考えなくても口から出てくるようにしときましょう。
- あらまあ、やれやれ、なんてこったい [00:36:10]
驚き・呆れ・心配・残念といった感情の時に使います。
“Oh my God.” よりも、カジュアルで使いやすい表現です。
- 気にしなくていいよ [00:36:19]
- どういたしまして
“mention” は 「言及する」 という意味。
「言及しなくていいよ」 → 「気にするな」
- …ください [00:44:28]
- …をお願いします
“I want…” よりもソフトな要求表現。
より丁寧に要求する時は、”I’d like… ” (アイドライク) を使います。
- 思ったとおりだ
- やっぱり [00:50:09]
“what 主語 述語” で、「(…が) …するもの・こと」
という名詞節を作ります。
「それは私が思ったことだ」 → 「やっぱり」
ちなみに、”I knew it.” 「知ってた」 という表現も 「やっぱり」 という意味を表す。
- たったそれだけ?、そんなに簡単に? [00:56:30]
<just=ただ、like=…ような>
拍子抜けした時に使う表現です。
- お前
- おい [01:14:12]
呼びかけの表現。
「兄弟」、「相棒」 という意味もあります。
- 何をするつもりですか? [01:14:24]
<gonna (ガナ) = going to = 未来を表す>
- 大丈夫ですか? [01:21:30]
相手を心配する時に使う表現。
名言
- 誰にも、自分にふさわしい場所がある [00:04:59]
<We all = 私たちはみな>
- 運命とは、逃れようとする道々出会うものである [00:07:14]
<one = ある一人>
<his = oneと同じ人を指す>
<take to do = (習慣的に) し始める>
- この世に偶然など無い [00:16:06]
<There are no 複数形 = …がない>
“There is no 単数形.” は数えられない名詞の時に使います。
例:”There is no help.” 「助けがない」
That is why it is called the present.
- 昨日は過去のこと、明日は未知のもの、今日は天からの贈り物。
だから現在 (プレゼント) なんだ [00:30:53]
<present = 現在、プレゼント>
<That is why = だから…である>
- ただ信じればよいのです [00:44:32]
<just = ただ、ほんの>
(Just a little. = ちょっとだけね)
- 秘密の材料なんてない [01:09:15]
“ingredient” は数えられる名詞なので、”There are no ingredients.” となるところですが、おそらく 「最初からひとつもない」 ということで単数形で表されています。
- 特別なものは、特別と信じればいい [01:09:24]
ここの “To” は、「…するために」 という目的の意味を表します。
“make A B” は 「AをBにする」 という使役の表現。
- ただのデブパンダじゃない、元祖デブパンダだ [01:19:28]
“a” と “the” の違いがよく分かる表現。
“a” だと、普通の1頭のパンダ、”the” だと、唯一無二の特別なパンダという意味です。
またこの作品は、the を母音 (a,i,u,e,o の音) の前でなくても、「ジ」 と発音している時があります。
これは間違いではなく、「ひとつの、特別な」 という意味を強調するために、そう発音しています。
まとめ
今回は、『カンフー・パンダ』を紹介しました。
この記事からも分かるかと思いますが、私はこの作品が本当に大好きです 笑。
英語の学習とは思えないほど面白くてついつい観てしまいますし、何回観ても笑ってしまいます。
もしカンフー・パンダで学習してみたいと思ったなら、Huluの無料期間でお試しください。
きっと英語を学んでいるとは思えない楽しさで、これからの英語学習の素晴らしいスタートを切ることができるでしょう。
他にも Hulu には同時字幕に対応した楽しい作品がたくさんあるので、ぜひこちらも参考にしてみてください!
