- TOEICを受けたいけど、どうやって勉強すればいいのか分からない
- テストを受けてみたら思ったよりスコアが低かった
こういった悩みを持っている初心者の方は多くいますが、そういった方は、英語力を上げようとする前に、まずTOEICの解き方を知りましょう!
もちろんハイスコアを取るには、単語や文法など英語力の向上は必要です。
しかし、英語力を上げようと勉強し始めても、最初からスコアが上がるわけではないので、モチベーションが維持できず、途中で諦めてしまう可能性があります。
そこで今回は、TOEIC初心者が挫折しないために、筆者おすすめのTOEICの解き方を身につける方法と参考書について徹底解説していきます。
TOEIC初心者の第1ステップ
まずは、TOEIC初心者の方が 「最初に何をするべきなのか」 について解説します。
まずは技術を身につけよう!
TOEICには自分の英語力を最大限生かせるような解き方の技術 「コツ」 が確かにあり、それを知ることで、単語・文法を暗記するよりも比較的短期間でスコアを上げることができます。
例えばリスニングのパート2 (質問に続き3つの応答例が流れ、その中から最も適切なものを選ぶパート) の 「キーワードを避ける」 や 「リーディングでのタイムマネジメント」 があります。
キーワードというのは、質問文に出てくる聞き取りやすい単語のことを言います。
問題作成者は、初心者が分からないのに適当にマークして正解することを防ぐために、質問に登場した単語を応答例の選択肢にも登場させるといった罠を仕掛けています。
そのため、キーワードを含む選択肢は基本的に不正解です。
また、TOEICはリーディングで時間が足りなくなりやすいので、リーディングでのタイムマネジメントが非常に大切です。
パート7は時間をかければ正解できるという問題が多いので、いかにパート7に時間を残せるかがポイントとなります。
こういった技術や知識を持っているだけで、自分の英語力を最大限活かすことができ、確実にスコアを上げることができます。
そしてそのスコアを見て、「もっと勉強してスコアを上げたい」 という気持ちになることでモチベーションを維持することができるのです。
実際、私もTOEICを始めて受験した際は、TOEICの解き方のみを勉強して495点を取ることができました。
決して高いスコアではないですが、自分の予想よりも良かったのでモチベーションが大幅に上がり、そこから単語や文法、リスニングといった勉強に励むことができました。
おすすめ参考書 ~技術編~
では、「どのように技術を身につけるのか」 ということですが、そのための参考書が販売されています。
その中でも、私が初受験の際、実際に使用したテキストがおすすめなので紹介します。
TOEIC L&Rテスト 直前の技術
出典:楽天
- スコアアップに直結する43もの技術が学べる
- スコアが上がりやすい順に載っている
- 技術の確認とスコアの予想ができる模試がついている
この本には、43の技術を理解するための問題が掲載されており、まさに技術を身につけるための参考書です。
またこの本は、わずか11日で一通り解くことができ、テスト直前でも取り組めるようになっています。
さらにスコアが上がりやすい順にスケジュールが組まれているので、11~12日確保できないという方でも十分効果が実感できると思います。
ちなみに1日分にかかる時間は、30~40分程度です。
また1回分の模試がついており、身につけた技術を実際の問題でアウトプットすることができます。
問題自体の解説に加え、技術の使い方の解説もされているので、復習がとてもしやすいです。
正解した問題数からスコアの予想ができますので、この本でどれだけスコアが上がったかというのが簡単に分かるのも嬉しい点です。
勉強の負荷が比較的少なく、短期間でのスコアアップが期待できるので、初心者の方にはぜひ使ってほしい参考書です。
はじめてのTOEIC L&Rテスト 全パート総合対策
出典:楽天
- テストの申し込み方から攻略の技術まで、初受験者に必要な情報がそろっている
- 解説が丁寧で、レイアウトが見やすい
- 別冊のテクニック集と単語集がすごい
こちらは初受験時に使用していたわけではないのですが、後にこの参考書を知った時、初心者の時に使いたかったと思ったので紹介します。
この本はTOEICの入門書として8年連続売上No.1を記録しているほど、多くの読者から支持を集めていますが、最大の魅力は別冊のテクニック集です。
本番でバリバリ使えるテクニックやコツが、丁寧に解説してあって、これを試験前日や当日に読みこむだけでも、相当なスコアアップが期待できます。
その丁寧な解説は、当然別冊だけでなく、本編でも発揮されています。
どれだけ丁寧かというと、攻略ポイント確認のための練習問題1つに対して、なんと見開き2ページ以上を使って解説されています。
また、ただ詳しく解説しているというわけではなく、矢印や色の使い分けによるレイアウトの見やすさもおすすめのポイントです。
初心者の入門書として非の打ち所がない本書ですが、模試がついていないというのが、唯一のマイナスポイントでしょうか。(ただ、その分価格が抑えられています)
単語・文法は第2ステップ
初心者に限らず、いろいろな本に手を出して勉強するよりも、1冊の本を2,3周取り組む方が学習効果があります。
ですので、先ほど紹介した、技術が学べる参考書をできれば2回以上解いてみましょう。
その後、実際の試験を受けてみることをおすすめします。
技術がしっかり身についていれば、必ずスコアは上がるので、モチベーションを再び上げることができます。
技術をしっかり磨いて、その後さらなるスコアアップを目指す方は、単語や文法の勉強にも取り組みましょう。
おすすめ参考書 ~単語・文法~
ここでは私が使いやすさに感動し、特におすすめしたい単語・文法の参考書を3つ紹介します。
共通点はどれも技術が絡んでおり、TOEICでスコアを上げるために作られているところです。
世界一わかりやすいTOEICテストの英単語
出典:楽天
- 単語の暗記を助けるコメントがついている
- TOEICテストで使われる訳が厳選されて載っている
- TOEICにそのまま出るフレーズで覚えられる
初心者の方におすすめの単語帳がこちらの『世界一わかりやすいTOICテストの英単語』です。
スタディサプリの 「神授業」 でも有名な関先生が、単語一つひとつに 「単語の持つイメージ」 や 「その単語がTOEICでどう出題されるか」 といったことをコメントしているので、とても頭に残りやすくなっています。
出典:Amazon
日本語の意味は、TOEICに最も重要な1つのみ掲載されているので、あれもこれも覚える必要がなく、たくさんの重要単語を手早く覚えられるところも、初心者の方におすすめの理由です。
TOEICテスト中学英文法で600点!
出典:楽天
- 誰もが習った基礎的な内容から学べる
- TOEIC向けに作られている
この本は、タイトル通り中学の英文法を復習することができる初心者向けの文法参考書です。
「名詞はどんな働きをするか」 や 「否定文の作り方」 という基礎の基礎から、それがTOEICでどのように使えるかという応用まで丁寧に解説されています。
中学の英文法に自信がない方にピッタリのおすすめ参考書です。
TOEIC TEST 英文法 出るとこだけ!
出典:楽天
- 頻出のところだけを抑えている
- 文法に関するコツが33個収録されている
- 5日間で文法の復習ができる
文法問題のスコアを上げたい方や文法の復習をしたい方におすすめの参考書です。
頻出のところだけを抑えていて、それだけで100点のスコアアップが望めます。
また文法に関するコツが33個も収録されており、和訳ではなくテクニカルに文法問題を解くことができるようになります。
文法問題に時間がかかってしまう方に特におすすめです。
模試を積極的に解こう!
解き方の技術を知るだけでも十分点数を上げることはできますが、身につけた技術を最大限活かせるよう模試を解いて、アウトプットの練習をしておきましょう。
本番で思い通りに使いこなすことができないということも、十分考えられるからです。
またTOEIC本番は2時間ととても長く、特に初めて受ける方にとっては最後まで集中するのは大変でしょうから、2時間という時間に慣れておく必要もあります。
本番の試験に慣れるためおすすめなのは『TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編』です。
出典:楽天
TOEICの開発機関であるEducational Testing Service (ETS) が、実際のテストと同じプロセスで作成しているので、本番と (ほぼ) 同じ問題を同じ感覚で解くことができます。
また、TOEICは同じ形式の問題や似た表現が繰り返し出題されるので、特にハイスコアの人たちは、公式の問題集を何回も解いています。
初心者の方も、1回解いたら終わりではなく、何回も何回も繰り返しやって試験に慣れましょう。
ちなみにTOEICは問題用紙の書き込みが禁止されているので、繰り返し何回解いても問題用紙は汚れません 笑。
まとめ
いかかでしたか?
TOEICには解き方のコツがあり、それを知っているかどうかでスコアは大きく変わってきます。
TOEIC初心者の方で何から始めようか迷っている方は、ぜひ今回紹介した参考書を活用してみてください。
必ず、あなたのスコアアップに繋がるはずです!