クラコウジア(架空の国)からニューヨークに飛行機で訪れたナボルスキーは、祖国で起きたクーデター事件のためパスポートが使用不可となり入国ビザを取り消されてしまう。
クーデターが落ち着くまでは空港から出られないと告げられ、英語が話せないナボルスキーは言葉が通じない異国の空港で暮らすこととなる。
数ヶ月にも及ぶ空港での暮らしの中で、様々な人と出会い成長していくナボルスキー。
彼はアメリカに入ることができるのか。そして彼がニューヨークを訪れた目的とは…
作品情報
ドリームワークス配給 (日本ではUIP配給) の感動作。
スティーブン・スピルバーグが監督を務め、主演のトム・ハンクスと三度目のタッグを組んだ。
英語でのタイトルは『The Terminal』
2004年に公開され2億1940万ドルの興行収入を上げた。
感想・補足
『ターミナル』はとにかく英語学習向きの映画です。
主人公のナボルスキーも始めは英語を話せないので、映画を観ていておいていかれにくいです。
周りの人も聞き取れるようにゆっくり話しますし、ナボルスキーと一緒に英語を学んでいくことができます。
また、舞台が空港なので身近な日常会話から空港で使われる会話など実用的な英会話が学べます。
ストーリーもとても面白く、ナボルスキーの言葉の通じない異国の空港から出られず家にも帰れないという絶望的な状態にも屈しない強さや、周りの人たちを味方につけていく人柄はとても魅力的です。
この作品は、HuluとNetflixのお試し期間を利用して、無料で視聴することができます。
ネイティブ表現
ここでは、ネイティブがよく使うものの、日本人には意味が分かりづらかったり、意外と使えてない表現やフレーズをまとめて解説します。
どの表現も実際に映画内で出てきますので探してみてください。
- 入国の目的は何ですか。
- 滞在の目的は何ですか。
空港のImmigration(入国審査)で使われている表現です。
答え方としては
仕事なら「Business.」
観光なら「Sightseeing.」や「Pleasure.」
留学なら「To study.」などがあります。
海外に行くなら覚えておいた方がよい表現です。
「Purpose your visit?」と省略された形で聞かれることもあります。
- ~への滞在の期間は?
こちらもImmigrationで使われる表現です。
「For ~ days.」や「For ~ weeks.」と答えましょう。
- ところで…
「ところでさ」と切り出すときに使われる表現です。
「anyway」は「とにかく」という意味で使われることもあります。
- 気をつけろ!
「気をつけて」の他の表現として「Be careful.」「Watch out !」などがあります。
これらとの違いは、「Be careful.」「Watch out !」は相手を心配するようなニュアンスですが、
「Watch it !」は相手を注意するようなニュアンスで使われることもあります。
- なんと言えばいいかわからない
怒ったり感動して言葉が見つからないときに使われます。
「what to say」で「何を言うべきか」となります。
他にも「what to do」で「何をするべきか」、「how to do」で「どうやってするか」など
「疑問詞+to+動詞の原形」はよく使われます。