Webテストの対策は、早い時期からコツコツやるのがベストですが、対策が遅れてしまったり、想定より早く受検案内がきてしまうことがあるかもしれません。
そうなった時に、「何のWebテストを受ければいいか」 が一発で分かれば、受検の〆切までの間にそのWebテストに絞って対策をすることができます。
今回は、Webテストの簡単な見分け方について解説していきます!
Contents
まず自宅受検かテストセンターを見分ける
Webテストの種類を見分ける上で、最初にやるべきなのは、「自宅受検型なのかテストセンター (=専用会場受検型) なのか」 ということです。
メールなどで企業から送られてきた受検案内や受検指示を見て、
- Webテストのリンクにアクセスして受検することが書かれている
→自宅受検型 - 「テストセンター」、「会場」、「予約」 と書いてある
→テストセンター
というように判断します。
と言っても、新型コロナウイルスの影響で、23卒の就活生は、ほぼ100%自宅受験型のWebテストを受検することになると思います。
自宅受検型の見分け方
自宅受検型は、案内に貼ってあるWebテストのリンクや科目名などから簡単に見分けることができます。
ここでは、各種テストの見分け方とおすすめ問題集を紹介します!
SPI (WEBテスティング)
適性検査のシェアNo.1であるSPIの、自宅受検型のWebテストである 「WEBテスティング」 は、URLが 「http://arorua.net/」 から始まっています。
WEBテスティングでは、基礎能力検査と性格適性検査があり、基礎能力検査は 「言語検査」 と 「非言語検査」 に分かれていて、この内訳はWEBテスティング特有なので、ここからも判別することができます。
おすすめの問題集は、シリーズ売上No.1※ を誇る『これが本当のWebテストだ! (3)』です。
SPIノートの会の『これが本当の〇〇』シリーズは、数ある問題集の中でも一番使いやすく、圧倒的におすすめです。
※全国主要書店・大学生協、2019年4-12月
出典:Amazon
玉手箱
玉手箱は、適性検査のシェアNo.2、Webテスト形式ならシェアNo.1の自宅受験型Webテストです。
URLは 「https://web1.e-exams.jp/」、「https://web2.e-exams.jp/」、「https://web3.e-exams.jp/」 のいずれかで始まっています。
また、「計数」 ・ 「言語」 ・ 「英語」 ・ 「パーソナリティ」 という科目名からでも判別することができます。
おすすめの問題集は、WEBテスティング同様、SPIノートの会の『これが本当のWebテストだ! (1)』です。
出典:Amazon
Web-CAB
Web-CABは、コンピュータ職用の適性検査である 「CAB」 の自宅受験型のWebテストです。
玉手箱と同じ会社 (SHL社) が制作しているためURLは玉手箱と同じですが、科目名が 「四則演算テスト」 ・ 「法則性テスト」 ・ 「命令表テスト」 ・ 「暗号テスト」 と玉手箱とは大きく異なっているので、判断はそこまで難しくありません。
またコンピュータ職用なので、その企業がITやゲーム業界であれば、Web-CABではないかと疑ってかかりましょう。
おすすめの問題集は、SPIノートの会の『これが本当のCAB・GABだ!』です。
出典:Amazon
TG-WEB
TG-WEBは、クセが強く難しいWebテストとして有名ですが、解き方さえ覚えれば意外と簡単に攻略することができるWebテストです。
URLは、「http://assessment」 で始まっています。
TG-WEBの場合、以下の画像のように、科目名が書かれておらず、「表紙」 → 「問題」 とだけ書かれています。
出典:アメブロ (就活博士)
おすすめの問題集は、SPIノートの会の『これが本当のWebテストだ! (2)』です。
出典:Amazon
CUBIC
CUBICは、1問あたりに使える時間が短い試験です。
短い時間で問題をスピーディに解くという点ではSPIに似ていますが、中学や高校までの学習内容とかけ離れている問題も出題されるので、より問題に慣れておく必要があります。
URLが 「https://web-cubic.jp」 で始まり、検査項目名の中に 「個人特性分析」、「数理」、「図形」、「論理」、「英語」 があれば、CUBICで確定です。
CUBICの問題は、最初に紹介したWEBテスティングの問題集にまとめて収録されているので、既に購入されている方は購入する必要はありません。
なおCUBICの対策ができる本は、この1冊しかありません!!
出典:Amazon
TAP
TAPも、CUBIC同様1問あたりに使える時間が短いですが、問題は中高で学んだことばかりなので、比較的解きやすいと思います。
URLは、「https://www.empweb21.com」 で始まっていて、検査名の欄に 「検査Ⅰ-1」、「検査Ⅰ-2」、「検査Ⅱ」 などと表示されていれば、TAPで間違いないです。
TAPの問題も、CUBICと同じくWEBテスティングの問題集の中に含まれています。
テストセンター型の見分け方
23卒の就活生は利用する可能性は低いと思いますが、可能性は0ではないので、ここではテストセンター形式のWebテストの見分け方と、その問題集を紹介していきます。
SPI (テストセンター)
テストセンターのSPIは、「プロメトリック社」 のテストセンターで受検します。
テストセンター形式のWebテストはURLではなく、受検案内などにある特定のワードで判断します。
テストセンターの受検の流れを説明するページで、「基礎能力検査と性格検査の2部構成」 ・ 「テストセンターに関するお問い合わせはテストセンターヘルプデスクまで」 といったワードがあれば、テストセンターのSPIです。
おすすめの問題集は、SPIノートの会の『これが本当のSPI3だ!』です。
ちなみにテストセンターだけでなく、ペーパーテストやWEBテスティングの問題も含まれており、満遍なくSPI対策ができる良書となっています。
出典:Amazon
C-GAB (玉手箱のテストセンター)
C-GABは、玉手箱のテストセンター形式で、「ピアソンVUE社」 のテストセンターで受検します。
「受検科目の確認」 のページで、「パーソナリティ」 ・ 「知的能力」 といったワードがあれば、C-GAB確定です。
C-GABの問題は、玉手箱の一部の分野から出題されるので、先程紹介した玉手箱の問題集 ↓ をやっておけば問題ありません。
出典:Amazon
ヒューマネージ社のテストセンター
ヒューマネージ社というのは、先程紹介した難易度高めのテスト 「TG-WEB」 をつくっている会社です。
すなわち、ヒューマネージ社のテストセンターは、テストセンター形式のTG-WEBと考えていただいて構いません。
ただ玉手箱と違って、出題される問題は異なるので注意が必要です。
受検会場は 「CBTソリューションズ社」 のテストセンターで、テストセンターの受検予約のページにそのまま 「ヒューマネージテストセンター」 と表記されています。
問題に関しては、先程のTG-WEBの問題集 ↓ に含まれているので、一緒に対策することができます。
出典:Amazon
SCOA
SCOAは、言語・非言語・英語の問題に加えて、理科・社会の問題も出題される変わったテストです。
よくSPIに似ていると言われますが、実際はまったくの別物で、例えば数学系の問題だと、SPIが 「与えられた条件からヒントを見つけ出し、効率よく正解を出す」 というような知能が求められる問題が多く出題される一方、SCOAは 「二次方程式など数学の基礎知識を前提にして解く」 ような学力が求められる問題が多く出題されます。
受検会場は、テストセンター形式のTG-WEBと同じで 「CBTソリューションズ社」 のテストセンターです。
個人情報の入力・確認の次に行う 「受検情報確認」 で、「適性検査 (〇〇分)」 と表記されているので、そこで判別することができます。
おすすめの問題集は、SPIノートの会の『これが本当のSCOAだ!』です。
ちなみに本書は、日本初のSCOA専用対策本です!!
出典:Amazon
まとめ
受検形式 | 検査名 | 見分け方 |
自宅受検型 | WEBテスティング | http://arorua.net/ |
玉手箱 | https://web〇.e-exams.jp/ | |
Web-CAB | 科目名 (四則演算・法則性等) |
|
TG-WEB | http://assessment | |
CUBIC | https://web-cubic.jp | |
TAP | https://www.empweb21.com | |
テストセンター | SPI | 基礎能力検査と性格検査の 2部構成 |
C-GAB | パーソナリティ・知的能力 | |
ヒューマネージ社 | ヒューマネージ テストセンター |
|
SCOA | 適性検査 (〇〇分) |