【23卒就活】Web面接の注意点やマナーを、流れに沿って徹底解説!【準備~当日・本番】

新型コロナウイルスの影響で、日本でもWeb (オンライン) での採用活動が急速に普及しました。

しかし、まだ前例が少ないため

  • 対面での面接との違いは?
  • 気をつけることやマナーは?
  • 事前準備は必要?

と不安になられている就活生は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、こういったWeb面接の注意点マナーなど、「23卒なら知っておくべきこと」 について、昨年就活を行った22卒の私が、実際の経験をもとに解説していきます!

対面とWebは、ほぼ変わらない

結論から言うと、対面の面接Webの面接ほとんど変わりません

もちろんこの後解説するような細かい違いはありますが、面接官が見ているポイント面接官とのやり取り服装言葉遣いなどはまったく同じです。

つまり、
Web面接の対策=(従来の) 対面面接の対策
と言えるので、従来通りの対策を行えばバッチリです!

なお面接官人事目線からの具体的な対策方法定番の質問について知りたい方は、こちらをご参照ください!

【23卒就活】面接の対策法・定番質問を人事の目線から徹底解説!【保存版】
おすすめ対策本

上の記事でも面接の対策方法について解説していますが、「本で対策したい」 という方は、『銀のアンカー』という就活漫画を書籍化した『無敵の面接』という対策本がおすすめです!

実際に学生を審査・評価する、現役面接官人事担当社員の調査から分かった 「内定獲得のための方程式」 が細かく書かれており、私も実際に活用しています!

出典:Amazon

  • 第1章:面接で見ているポイント
  • 第2章:面接官の本音
  • 第3章:面接を通過する人/落ちる人
  • 第4章:突破できる! 面接の極意
  • 第5章:面接官の 「質問の意図」

16つの注意点を流れに沿って

今回紹介するWeb面接ならでは注意点は、合計で16つあり、ここからはその注意点を以下の3つに分けて解説していきます。

  • 面接前の準備
  • 当日の直前の準備
  • 面接中の注意点

「面接前」 の準備6つ

Web面接では、面接当日までにあらかじめ準備確認しておく必要があるものがあります。
当日バタバタしないように、あらかじめチェックしておきましょう!

①場所・ネット環境

まずは一番大切とも言える 「場所・環境」 です。

面接を行うので、場所は自分の部屋など、できるだけ静かで明るい場所がよいでしょう。
暗い部屋だと、自分の顔が暗く映ってしまい、印象が悪くなってしまいます。

さらに安定したネット環境も必要です。
面接中にブチブチ切れてしまうと、面接が滞り、評価のしようがなくなってしまいます。
ネット環境が不安定な方は、

  • 有線LANを使う
  • 自宅以外の場所で行う
  • 回線工事を行う

など、あらかじめ手を打っておきましょう。

②有線イヤホン

出典:Amazon

意外と見落としがちなのが、このイヤホン事情。
お互い声が聞き取りやすくなるのでイヤホンを使った方がいいのですが、イヤホンの中でも、面接には有線のイヤホン (マイク付き) がおすすめです。

Bluetoothなどの無線イヤホンだと、途切れたり電池切れしたりして面接が止まってしまうリスクがあります。
もしも持っていないという方は、Amazon1,000円程度で売っているので、ぜひ探してみて下さい!

③カメラ (・マイク)

出典:Amazon

面接は、スマホよりもパソコンで行った方が圧倒的にやりやすいですが、たまにカメラ (マイク) が付いていないパソコンもあり、自分の持っているパソコンがそれであれば、これから絶対に必要になってくるので、今すぐ購入しましょう。

スマホで面接をする予定の方や、パソコンにカメラが付いている方はもちろん購入する必要はありません。

④Zoomに慣れる

出典:Zoom

企業は、様々なアプリやツールでWeb面接を行いますが、現在最も使われていると思われるのが Zoom というサービスです。
面接に限らず、企業説明会などでもZoomは使われているので、23卒の就活生は間違いなく利用することになるでしょう。

大学の講義などでも使われているので、慣れている方も多いと思いますが、もし使ったことがないという方は、インストールして基本的な操作方法を学んでおきましょう。

⑤ESの読み込み

【23卒就活】面接の対策法・定番質問を人事の目線から徹底解説!【保存版】

この記事でも解説していますが、面接というのは基本的にES (エントリーシート) の深掘りですので、あらかじめESに書いたことを頭に入れておかないと、「面接で話していること」 と 「ESに書いてあること」 の食い違いが起きてしまいます。

そのため面接の当日までしっかり読み込んで、原稿を見なくてもスラスラ言えるようにしておきましょう。
なお丸暗記ではなく、キーワードだけ覚えると本番の面接で棒読みになりませんし、面接官とも柔軟にコミュニケーションが取れます。

⑥カンペ・逆質問の用意

Web面接の最高な点が、カンペが作り放題なところです
面接官からはこちらの上半身背景しか見えないので、ES深掘りされた時の回答を印刷したり、まとめたりしておけば、とても心強いカンペになります。

ただ、カンペを頻繁に見てそのまま読んでいては、目の動きから面接官に気づかれてしまいますし、評価も下がってしまいます。
そのため、カンペはあくまで頭が真っ白になったとき用で、先程も言ったようにあらかじめキーワードを暗記しておくことが大切です。

また面接の最後に、面接官から 「何か質問はありますか」 と聞かれる (=逆質問) ことが多いので、あらかじめ面接官に聞きたいことを考えておき、カンペとは別のメモ用紙に書いておきましょう。
ちなみにこの逆質問に関しては、わざわざ暗記する必要はなく、メモ用紙を見ながら質問して全然OKです。

「当日」 の直前準備6つ

本番の前日までに先程の6つの準備をしっかり行っておけば、当日は以下の6つの準備を行うだけなので、バタバタせずに済みます。

①しっかりした服装

服装に関しては、先程も言ったように対面の面接と変わらないですが、Webということで気を抜く学生がいるようなので、一応書いておきました。

服装は企業側から指定されることが多いですが、何も指定がなければ基本的にスーツなので、ネクタイジャケットまで着用して面接に臨みましょう。
特に、カメラに映る上半身には気を配ってください。
なお、カメラに映らない下半身まできちんとするかは、個人の判断で

②パソコンの充電確認

結構見落としがちで、確認していないと大変なことになるかもしれないのが、パソコン (スマホ) の充電です。

電池がなくなると、通信が切れて THE END ですから、前日の夜に充電しておくか、充電しながら面接を受けましょう!

③スマホの電源は切る

これは、通常の面接と同じ基本マナーのひとつですね。

④メモ用紙とペンの準備

Web面接では必ず、メモ用紙ペンを準備し、特に逆質問の時はメモを取りながら聞きましょう
面接官に、意欲積極性をアピールすることができます。(体感でかなり受けがよかったです!!)

なお、下ばっかり向いていると、「ちゃんと聞いている?」 と感じる面接官もいるかもしれないので、しっかり相槌を打ったり、定期的に面接官の目を見るようにしましょう。

⑤余裕を持ってルームに入る

Web面接は、対面の面接以上に何があるか分かりません。
私は、家の通信環境が悪くなって開始時間になってもネットに繋がらず、ドタバタしたという経験があります

開始時間には遅れないよう、企業から指定されたWeb面接のルームには10~15分前までには入室しておきましょう。

⑥表示名の確認

これはWeb面接で使うツールにもよりますが、Zoomなど表示名の変更が可能で、なおかつ企業側からの指定などなければ、自分の表示名をフルネームにしておきましょう。

「面接中」 の注意点4つ

いよいよ本番中に注意する点についてです。
本番中は緊張するかと思いますが、しっかり頭の片隅に入れておいて、面接官に好印象を与えましょう!

①あいさつ・お辞儀

Web面接は、ノックや”お座り下さいと言われてから座る“的なマナーは必要ありませんが、あいさつやお辞儀 (座ったままでOK)最初最後にしっかり行いましょう。

「こんにちは、〇〇 (名前) です。本日はよろしくお願いいたします」
「本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。それでは失礼いたします」

②笑顔・ハキハキ・大きな声・ジェスチャー

Web面接は、対面と比べて自分の表情思いが伝わりにくいです。
そのため、この少し大げさに表現して、相手にしっかり伝わるよう工夫しましょう。

加減が分からない方は、「少しやり過ぎたかな」 と感じるくらいを目安にしてください。

③タイムラグ

Web面接で一番困るのが、このタイムラグです。
話すタイミングが面接官と被って、コミュニケーションが途切れてしまうということはよくあります。

もし被ってしまった時は、まず面接官に譲り、向こうが譲ってきたら再び話すようにしましょう。
このやり方を徹底すれば、「タイムラグのせいでうまくいかなかった」 なんてことにはなりません。

④トラブルがあっても落ち着いて

先程も言いましたが、Web面接は何があるか分かりません。

自分の通信環境が悪くて入室できなかったり、突然通信が切れてしまったり、面接官が開始時間を過ぎてもなかなか来なかったりと、起きうるケースはいくつもあります。

しかし、一番大切なのはそういう状況に陥っても焦らないこと。
Webのトラブル自体は珍しいものではないので、面接官もそれだけで不合格にすることはないでしょう。

先程述べた 「通信環境が原因で遅刻した面接」 も、私は無事通過することができました。
謝って理由を伝えれば、面接官も分かってくれるので、とにかく落ち着いて対処しましょう。

最後に

今回は、Web選考が当たり前になった23卒の就活生なら知っておくべき、Web面接の注意点やマナーについて、私自身の経験をもとに解説してきました。

Web面接特有の情報を知っているだけでも、周りの就活生と差をつけることができますが、加えて対面面接の対策も行えば完璧です!
ぜひ以下の記事を参考にして、面接突破のための本格的な対策を始めてください!

【23卒就活】面接の対策法・定番質問を人事の目線から徹底解説!【保存版】